
「天気が崩れると頭が重く痛む」
「首や肩がパンパンに張っていて、すっきりする日がない」
今回は、そんなお悩みでご来院された、30代デスクワークの女性の施術経過をご紹介します。
■ ご来院時のお悩みと背景
【主なお悩み】
・低気圧や雨の日に起きる頭痛や頭の重さ
・慢性的な首・肩のこり
【お仕事】
・パソコン作業が多く、長時間同じ姿勢で過ごすデスクワーク
【お身体の状態】
頭痛薬を常に携帯し、「天気が怪しいな」と感じると早めに服用してしのいでいらっしゃいました。首から肩にかけての筋肉が強く緊張しており、夕方になると頭が重くなって仕事に集中しづらいとのことでした。
■ 東洋医学的な見立て
東洋医学では、身体を「気(エネルギー)・血(血液)・水(体液)」のバランスで捉えます。今回は主に次の2つが背景にあると見立てました。
・「気滞(きたい)」: 長時間の緊張による巡りの停滞
姿勢の固定や緊張が続き、気の巡りが滞っている状態です。首・肩の頑固な張りや、頭部の詰まり感につながると考えます。
・「水滞(すいたい)」: 湿気や気圧の変化の影響を受けやすい状態
水分代謝のバランスが乱れ、余分な水分がたまりやすい状態です。低気圧や雨の日に湿気の影響を受けやすく、頭の重さが出やすいと考えます。
■ 施術内容とケアの組み立て
「忙しくても無理なく通いたい」というご希望を尊重し、医療機関での治療やお薬も必要に応じて併用していただきながら、月1回・120分のメンテナンスを軸にプランを組みました。
① 首・肩の深部の緊張をゆるめる(鍼)
手の届きにくい深部の筋肉にやさしくアプローチし、首から頭部への巡りをサポートします。
② 気の巡りや水分代謝に着目したツボへのアプローチ
手足のツボを用い、上りすぎた気を下ろして全身のバランスを整えます。
■ 経過
【1〜2回目の施術後】
首・肩の重だるさが軽減、「夜ぐっすり眠れるようになった」とのお声がありました。
【3回目の施術後(約3ヶ月目)】
雨の前日に感じていた頭の重さが和らぎ、「以前よりも頭痛を気にせず過ごせる時間が増えた」とお話しくださいました。
【現在(月1回の定期メンテナンス)】
「天気を気にせず仕事に向かえる日が増えた」とお話しくださっています。
※症状の変化や経過には個人差があります。これは一例であり、同様の経過をお約束するものではありません。
■ 施術者からのメッセージ
天気や気圧の変化による不調は、日々の緊張や疲れが重なったときの、身体からのサインかもしれません。つらいときは我慢せず、お薬の力を借りることも、仕事や生活を続けるための大切な選択です。
あわせて、鍼灸で「日頃の負担を受け止めにくい身体づくり」をサポートしていくことは、日々を快適に過ごすための助けになるとと考えています。西洋医学の安心感と、東洋医学で身体を整えるケア。それぞれの良さをバランスよく取り入れていきましょう。
同じような低気圧の不調や慢性的な首こりでお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
※これまでにない激しい頭痛、突然の頭痛、手足のしびれや力の入りにくさ、ろれつが回らない、視覚の異常などがある場合は、早めに医療機関を受診してください。お薬の量や服用の判断は、医師・薬剤師にご相談ください。