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腰痛|立つ・歩く・動く、すべての基本を支える腰を守る

こんな症状、感じていませんか?

 

「朝起きると腰が重い」
「座っていると腰が固まって、立ち上がる時につらい」
「ぎっくり腰を繰り返している」

腰の不調は誰にでも起こりやすい身近な症状ですが、慢性化すると生活全体に影響します。長時間の座り姿勢や、ちょっとした無理の積み重ね――私たちの暮らしに、腰痛はとても身近な存在となっています。


腰痛が起こる原因

腰痛には、日常生活の中にさまざまな原因が潜んでいます。

長時間の座り姿勢、デスクワーク
座っている時間が長いと、腰椎や椎間板に持続的な負担がかかり続けます。立っているときよりも、座っている方が腰への負荷は大きいのです。

中腰・重い荷物を持つ習慣
中腰姿勢や重いものを持ち上げる動作は、腰椎に大きな圧力をかけます。特に前かがみでの作業は要注意です。

運動不足や筋力低下(特に体幹)
体幹の筋力が低下すると、腰椎を支える力が弱まり、腰への負担が増加します。

睡眠不足やストレスによる回復力低下
睡眠不足やストレスは筋肉の緊張を高め、体の回復力を低下させます。

骨盤や背骨のゆがみ
骨盤や背骨のバランスが崩れると、腰周りの筋肉に不均等な負担がかかります。

腰は「体の中心」であるため、生活習慣の積み重ねが大きく関わります。


腰痛の7割は、原因が特定しづらい「非特異的腰痛」

腰痛は大きく2つに分類されます。

特異的腰痛
画像検査などで明確な原因が特定できるもの(例:椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、圧迫骨折など)

非特異的腰痛
原因がはっきりしないもの

この非特異的腰痛は、全体の約70%を占めるとも言われています。つまり、多くの方が抱える腰痛は、画像だけでは判断がつきにくく、体全体のバランスや、心身の状態を含めて丁寧に見ていく必要があるのです。

実は「痛い場所に原因があるとは限らない」のが、腰痛の難しさでもあります。たとえば、股関節の硬さや骨盤のゆがみが腰に負担をかけていたり、足首のバランスが崩れて腰にしわ寄せがきていることもあります。


根本にある原因

腰痛の多くは、単なる「筋肉の疲れ」ではなく、からだ全体のバランスや回復力が深く関わっています。

骨盤や背骨の歪み
骨盤や背骨のバランスが崩れると、腰周りの筋肉が常に緊張した状態になります。片側だけに負担がかかり、筋肉のアンバランスが生まれます。

インナーマッスルの弱さ
体幹を支える深層筋(多裂筋や腹横筋など)が弱くなると、表面の筋肉(脊柱起立筋など)に負担が集中し、疲労しやすくなります。

血流や神経の巡りの滞り
慢性的な筋緊張や姿勢不良により、腰周辺の血流が悪くなり、自然治癒力が低下します。

こうした状態が続くと、少しの負担でも痛みが出やすくなり、回復に時間がかかるようになります。


ほったらかしにすると、どうなる?

「腰が痛いのは仕方ない」と諦めてしまうと、全身の健康に影響が広がります。

腰痛が慢性化すると、坐骨神経痛や股関節・膝痛を招くことがあります。また、姿勢が崩れることで、全身の疲労感や集中力低下にもつながります。

放置すればするほど、回復しにくい状態へと進んでしまうため、早めのケアが大切です。


セルフケアと予防法

腰痛は「起きてから対処する」よりも「起きないように守る」ことが大切です。日常生活でできるセルフケアをいくつかご紹介します。

1. 姿勢を整える

  • 座る時は骨盤を立てて、背もたれに深く腰をかける
  • 画面は目の高さに近づけ、前かがみを減らす
  • 30分に一度は立ち上がり、腰を反らす・伸ばす

デスクワークが長い方は、椅子の高さや机との距離を見直すだけでも、腰への負担が軽減されます。

2. 軽いストレッチ

太ももの裏(ハムストリングス)を伸ばす
ハムストリングスが硬いと骨盤が後ろに引っ張られ、腰に負担がかかります。座った状態で前屈するなど、無理のない範囲で伸ばしましょう。

腰をひねるツイストストレッチ
仰向けに寝て、片膝を反対側に倒すストレッチで、腰周りの筋肉をゆるめます。

お腹(体幹)を意識した深呼吸
仰向けに寝て、お腹に手を当てて深呼吸。息を吐くときにお腹が凹むのを意識すると、インナーマッスルが働きます。

※無理のない範囲で、痛みが強いときは避けましょう。

3. 冷え対策

腰の筋肉は冷えると固まりやすくなります。

  • 腰やお腹を冷やさない(腹巻きやカイロも効果的)
  • 入浴でしっかり温める(シャワーだけでなく湯船に浸かる)

特に冬場やエアコンの効いた室内では、意識的に温めるようにしましょう。

4. 睡眠と休養

睡眠不足は腰痛の回復を遅らせます。

  • 自分に合った寝具を選ぶ(硬すぎず柔らかすぎないマットレス)
  • 深い呼吸をしてリラックスして眠る
  • 横向き寝の方は、膝の間にクッションを挟むと腰への負担が減ります

腰痛体操について

〜自分の腰に合ったケアを選びましょう〜

腰痛があると、「何か体操をしたほうがいいのかな?」と思われる方も多いかもしれません。実は腰の状態によって、効果的な体操は異なります。

大切なのは、「自分の腰がどんなタイプなのか」を知ること。間違った動きは、かえって痛みを悪化させてしまうこともあります。

① 前かがみで痛むタイプ(腰椎前弯が少ないタイプ)

このタイプの方は、前にかがむと痛みが出る傾向があります。腰椎の前弯(自然な反り)が減っていて、背中が丸くなりやすいのが特徴です。デスクワークが長時間にわたる方や、猫背になりやすい方に多く見られます。

おすすめの体操:マッケンジー体操

 


うつ伏せになり、まずは肘をついて上体を起こし30秒キープ。その後、肘を伸ばして腰をやさしく反らせ20〜30秒キープします。これを10回繰り返します。

背筋を伸ばし、腰をやさしく反らせる体操で、椎間板の圧力を軽減する効果があります。

※反らせる動きで痛みが強くなる場合は無理に行わないでください。

② 後ろに反ると痛むタイプ(腰椎前弯が強いタイプ・いわゆる反り腰)

こちらのタイプは、反る動きや長時間の立ち姿勢で腰に痛みが出やすく、「反り腰が気になる」という方に多い傾向があります。腰のカーブが強く、お腹まわりの筋力が不足していることが一因です。

おすすめの体操:ウィリアム体操

仰向けに寝て、両膝を抱きかかえるようにして15秒キープ。仰向けに戻り、10回繰り返します。

腹筋を意識して丸めるような体操で、腰椎の過度な反りをやわらげます。とくに腹筋をしっかり使う意識が大切です。

③ ①と②が混在している方もいます

「前にも後ろにも動かすと痛い」「日によって痛みの出方が違う」

そんな方も少なくありません。そのような場合は、無理をせずに、柔軟に対応することが大切です。


骨盤の不安定さには、インナーマッスル強化を

  • すぐに足を組みたくなる
  • 気づくと猫背になっている
  • 姿勢を保つのがつらい

このような傾向がある方は、骨盤や腰まわりの安定性が低下している可能性があります。その場合は、体幹トレーニング(インナーマッスルの強化)が重要です。

激しい運動でなくても、呼吸を意識した簡単なトレーニングで、からだの軸が整い、腰の負担を軽減できます。

バードドッグエクササイズのやり方

1. 四つん這いの姿勢になる

床に手をついて四つん這いになり、手は肩の真下、膝は腰の真下にくるようにします。背筋はまっすぐに伸ばし、顔は下を向いたままにします。

ポイント:背中が丸まったり、反りすぎたりしないよう、お腹に軽く力を入れて体幹を安定させましょう。

2. 片腕と反対側の足を伸ばす

右手を前に伸ばすなら、左足を後ろへ伸ばします(またはその逆)。伸ばした腕と反対側の足を、床と平行になる位置までゆっくりと伸ばします。

ポイント:手先から足先までが一直線になるように意識し、身体がぶれないようにします。骨盤が傾かないよう注意しましょう。

3. 数秒キープ

そのまま2〜5秒ほど姿勢をキープします。慣れてきたら、少しずつキープ時間を延ばしてみましょう。

ポイント:呼吸を止めず、自然な呼吸を続けながら行います。

4. ゆっくりと戻す

ゆっくりと元の四つん這いの姿勢に戻ります。勢いで戻さず、コントロールしながら動きましょう。

5. 反対側も行う

反対の手と足に変えて、同様に繰り返します。左右交互に10回ずつ、1日2〜3セットを目安に行いましょう。

※これらのセルフケアを行い、痛みが強くなる場合は、無理に行わないでください。


鍼灸・整体でできること

〜からだの内と外、両方から整えるアプローチ〜

鍼灸や整体は、単に「痛みをとる」ための手段ではありません。腰痛の背景にあるからだ全体のバランスや、巡りの滞りにまで目を向け、やさしく調整していく方法です。

鍼灸では

細い鍼を使って、深部の筋肉や神経にアプローチしていきます。表面からは届きにくい腰の深層筋(多裂筋や腰方形筋など)に直接刺激を与えることで、筋肉の緊張をゆるめ、血流を改善します。

また、痛みの緩和だけでなく、自律神経の働きを整え、身体の回復力を内側から引き出すお手伝いをします。慢性的な腰痛では筋肉が硬くなり血行不良が起きていることが多いため、鍼による刺激で組織の代謝を促し、自然治癒力を高めていきます。

整体では

骨盤や背骨のゆがみを整え、筋肉のバランスを調整しながら、自然な動きを回復していきます。

とくに、普段の姿勢や使い方のクセは、腰に負担をかけやすいもの。整体では、そうした癖を見直し、再発しにくい体へ導くことを目指しています。

鍼灸と整体を組み合わせることで、腰痛を「改善」するだけでなく「再発予防」につなげることができます。

あなたに合ったケアを、ゆっくりと

「ここがつらい」「原因はどこかな?」

そんな問いに、鍼灸と整体の両方から丁寧に向き合うことで、今のあなたに合ったケアのかたちが見えてきます。

鍼灸サロンBIOでは、つらい症状の改善と、こころもゆるむ時間を大切にしています。


未来のための腰ケア

腰の安定は、立つ・歩く・動くすべての基本です。だからこそ、日々のケアがとても大切です。

腰痛は身近な症状だからこそ「起きてから対処するもの」ではなく、「起きないように守るもの」。特に腰痛のご経験がある方には、日頃からのケアをおすすめします。

今のうちから整えておくことが、将来の健康と安心へとつながります。


最後に

鍼灸サロンBIOでは、あなたの今の状態を丁寧に見極めながら、無理のないセルフケアや施術をご提案しています。

「私の腰は、どのタイプだろう?」と気になる方や、腰痛でお悩みの方はもちろん、予防のためにもお気軽にご相談ください。

はじめての方も、どうぞお気軽にご相談ください。あなたのからだとやさしく向き合いながら、無理のないペースで整えていくお手伝いをさせていただきます。

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